ウィッグをつけたまま寝るのは、おすすめできません。
「夜もウィッグをつけていたほうが安心…」
「外すと見られそうで不安」
そう感じるお気持ち、とてもよくわかります。
でも、ウィッグも頭皮も休めるためには、寝る前にはウィッグを外すことをおすすめしています。
ここでは、その理由と、代わりに使える医療用キャップについてもご紹介しますね。
❌【1. ウィッグが傷みやすくなる】
寝ている間は、無意識に頭を動かしたり、枕との摩擦が起きやすくなります。
その結果…
• 毛がからまりやすくなる
• スタイルが崩れる
• 毛先がパサついたり、切れ毛になる
特に人工毛のウィッグは静電気や摩擦に弱いため、劣化が早まる原因になります。
❌【2. 頭皮トラブルのリスクがある】
ウィッグは通気性に限界があり、つけたまま寝ると汗や湿気がこもりやすくなります。
そのため、
• 蒸れによるかゆみ
• あせもや肌荒れ
• かぶれ・炎症
など、頭皮のトラブルにつながる可能性も。
とくに、治療中などでお肌が敏感な方には、注意が必要です。
❌【3. 睡眠の質が下がる可能性も】
ウィッグの締めつけ感や異物感が、無意識のうちにストレスとなり、
• 寝つきが悪くなる
• 途中で目が覚める
• 首や肩がこる
など、眠りの質に悪影響が出ることもあります。
一晩中リラックスして眠るためには、外して寝るのが理想です。
◼️どうしても外せないときは…?
「家族に見られるのがつらい」
「急な入院で見た目が気になる」
そんなときもありますよね。
どうしてもウィッグを外せない場合は…
• 締めつけの少ないアンダーキャップを使う
• 髪をゆるくまとめてネットやスカーフで保護する
• 摩擦を防ぐためにシルクの枕カバーを使う
などの工夫で、負担を少しでも軽減することができます。
◼️おすすめは「医療用キャップ」で眠ること
ウィッグを外した後の夜間用としては、医療用キャップの着用がおすすめです。
• 頭をやさしく包んでくれる
• 寝ている間の冷えや乾燥を防げる
• 家族がいても安心できる見た目
• 肌当たりがやさしく、通気性も良い
特にコットン素材や縫い目の少ないタイプは、治療中の敏感な頭皮にも優しくフィットしてくれます。
「ウィッグを外しても大丈夫」と思える環境づくりのひとつとして、ぜひ取り入れてみてくださいね。
◼️ウィッグも頭皮も、夜はゆっくり休ませて
ウィッグを外すことは、「自分らしさを失うこと」ではなく、
自分の身体と心をいたわるための大切な時間です。
夜は無理をせず、やさしい素材の医療用キャップで心地よく過ごして、
また明日、自分らしく前を向ける準備をしましょう🌙
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