34.ウィッグをつけたまま寝てもいいの?

ウィッグのケアと上手に付き合うために

ウィッグをつけたまま寝るのは、おすすめできません。

「夜もウィッグをつけていたほうが安心…」

「外すと見られそうで不安」

そう感じるお気持ち、とてもよくわかります。

でも、ウィッグも頭皮も休めるためには、寝る前にはウィッグを外すことをおすすめしています。

ここでは、その理由と、代わりに使える医療用キャップについてもご紹介しますね。

❌【1. ウィッグが傷みやすくなる】

寝ている間は、無意識に頭を動かしたり、枕との摩擦が起きやすくなります。

その結果…

• 毛がからまりやすくなる

• スタイルが崩れる

• 毛先がパサついたり、切れ毛になる

特に人工毛のウィッグは静電気や摩擦に弱いため、劣化が早まる原因になります。

❌【2. 頭皮トラブルのリスクがある】

ウィッグは通気性に限界があり、つけたまま寝ると汗や湿気がこもりやすくなります。

そのため、

• 蒸れによるかゆみ

• あせもや肌荒れ

• かぶれ・炎症

など、頭皮のトラブルにつながる可能性も。

とくに、治療中などでお肌が敏感な方には、注意が必要です。

❌【3. 睡眠の質が下がる可能性も】

ウィッグの締めつけ感や異物感が、無意識のうちにストレスとなり、

• 寝つきが悪くなる

• 途中で目が覚める

• 首や肩がこる

など、眠りの質に悪影響が出ることもあります。

一晩中リラックスして眠るためには、外して寝るのが理想です。

◼️どうしても外せないときは…?

「家族に見られるのがつらい」

「急な入院で見た目が気になる」

そんなときもありますよね。

どうしてもウィッグを外せない場合は…

• 締めつけの少ないアンダーキャップを使う

• 髪をゆるくまとめてネットやスカーフで保護する

• 摩擦を防ぐためにシルクの枕カバーを使う

などの工夫で、負担を少しでも軽減することができます。

◼️おすすめは「医療用キャップ」で眠ること

ウィッグを外した後の夜間用としては、医療用キャップの着用がおすすめです。

• 頭をやさしく包んでくれる

• 寝ている間の冷えや乾燥を防げる

• 家族がいても安心できる見た目

• 肌当たりがやさしく、通気性も良い

特にコットン素材や縫い目の少ないタイプは、治療中の敏感な頭皮にも優しくフィットしてくれます。

「ウィッグを外しても大丈夫」と思える環境づくりのひとつとして、ぜひ取り入れてみてくださいね。

◼️ウィッグも頭皮も、夜はゆっくり休ませて

ウィッグを外すことは、「自分らしさを失うこと」ではなく、

自分の身体と心をいたわるための大切な時間です。

夜は無理をせず、やさしい素材の医療用キャップで心地よく過ごして、

また明日、自分らしく前を向ける準備をしましょう🌙

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