最初のころ、なんとなくウィッグの髪を耳にかけていたんです。ラクだし、普段の自分っぽいかなって。
でも、あとで鏡を見たり写真を見返したときに、“あれ?ちょっとウィッグ感が出てる…?”って思ってしまって」
これは、実際にお客様からいただいたお声です。
誰かに言われたわけじゃない。でも、自分で気づいてしまった、「なんとなくの違和感」
それが、気持ちの落ち込みにつながってしまうこともあるんですよね。
■ 実は多い「耳にかけたときの不自然さ」
ウィッグは、一見すると自然でも、耳まわりやもみあげ部分の処理によって「ウィッグ感」が出てしまうことがあります。
特に、
• ウィッグのもみあげ部分が短い、またはついていない
• 耳にかけたことで、地肌やネットがちらっと見える
• 髪の毛が耳の上でふくらんで、シルエットが不自然に浮く
といった点が、「あれ?」と気づかれる原因になることが多いのです。
■ 自然に見せるための工夫とケア
1. うぶ毛風カットで、やわらかくなじませる
耳まわりやもみあげ部分に、ふんわりとした短い毛を作ってあげるカットを加えると、それが“うぶ毛”のような役割を果たし、地肌との境目をやさしくぼかしてくれます。このひと手間で、耳にかけてもとても自然に見えるようになります。
2. 耳にかけるときは、少し髪を残すのがコツ
全部の髪を耳にかけてしまうと、もみあげやこめかみの部分が空いてしまい、ウィッグっぽさが出やすくなります。耳の前に少しだけ髪を残すことで、肌の見え方が自然になり、横顔にも柔らかさが生まれます。片側だけ耳にかけるアレンジも、違和感を出さないポイントです。
3. 骨格に合わせた調整カットで、さらに自然に
「もみあげの位置」や「耳の高さ」「顔の輪郭」は人それぞれ。市販のままのウィッグではどうしても浮いてしまったり、かえって不自然に見えることも。
その方の骨格や生活スタイルに合わせて調整カットすることで、驚くほど自然な印象になります。
■ 小さな違和感も、気にしなくていい毎日に
もみあげや耳まわりの違和感は、見た目の問題だけではありません。
「誰かに見られてるかも」「ズレてないかな」そんな不安が、心の中にずっとあると、毎日を楽しむ気持ちが少しずつ削られてしまうこともありますよね。
だからこそ、「自然に見せる」ことは、心が安心して過ごせるための大切なサポートでもあるのです。
ちょっとしたカットの工夫や、つけ方のアドバイスで、ぐっと自然になれることもあります。
少しの調整や工夫で、「あ、なんか今日いい感じ」と思える日が増えていきますように。
そのお手伝いができたら、うれしいです。
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