あるお客様が、こんなふうに相談してくださいました。
「行きつけの美容室でウィッグを何種類か試したんですけど、どうもフィットしなくて…。でも、こちらで試着してみたら、ぴたっとしっくりきたんです。ああ、サイズの問題だったんだって、初めて気づきました。」
その方は、ウィッグを購入されたあと、脱毛が進んだ段階で再度サイズ調整をされました。
「あとから頭の大きさが変わるなんて、最初は思ってもいませんでした。でも、購入後も調整してもらえるお店で本当に助かりました」と、おっしゃっていました。
■ 医療用ウィッグの「サイズ」はなぜ大切?
医療用ウィッグは、帽子のようにフリーサイズではありません。
頭の形や髪の量によって「ちょうどいいサイズ」が違います。
◾️一般的なサイズの目安
サイズ | 頭囲の目安 |
SS(またはP) | 約50〜52cm |
S | 約52〜54cm |
M | 約54〜56cm |
L | 約56〜58cm |
LL(またはXL) | 約58〜60cm以上 |
※頭囲は「おでこの生え際 → 耳の上 → 後頭部 → 反対側の耳の上 → 生え際」までをメジャーで一周させて計測します。
■ サイズが合っていないとどうなる?
• きついと頭が痛くなる
• ゆるいとズレやすく不安
• 生え際やつむじの位置が不自然に見える
ウィッグが「なんとなくしっくりこない」と感じる場合、見た目ではなくサイズが原因になっていることがよくあります。
■ サイズ調整できることも大事なポイント
抗がん剤治療の前後では、髪の量が大きく変化します。
脱毛後に「最初はぴったりだったのに、ゆるく感じる」という方も。
だからこそ、購入後もサイズ調整ができる商品を選ぶことが安心につながります。
ウィッグを選ぶとき、見た目のデザインや毛質に目がいきがちですが、
実は、その人にぴったり合った「サイズ」こそが、一番大切なポイントかもしれません。
どんなに素敵なウィッグでも、サイズが合っていなければ、日常の中で違和感や不安につながってしまうことも。
そして、体調や気持ちの変化に合わせて、そっと寄り添って調整してくれるようなサポートがあると、
「また明日も、安心して過ごせそう」と思える力になります。
あなたが、安心してウィッグと付き合えるように。
そんなお手伝いができたら嬉しいです。
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