今回もお客様の体験談から
あるお客様は、抗がん剤治療の最中で、脱毛が進んでいる時期でした。
そんな中でも、「子どもの卒業式には、きちんとした姿で出席したい」と、ウィッグのご相談にいらっしゃいました。
ご試着のときは、
「間に合うかしら…」「不自然に見えないかしら…」と不安もにじんでいましたが、
お式の2ヶ月ほど前にウィッグをご購入。
そして前日には、卒業式に向けてメンテナンスとセットにお越しくださいました。
ウィッグはふんわりと自然に整え、当日の服装に合わせて少しきちんと感をプラス。
私も心を込めて、お仕上げさせていただきました。
■ 後日、お客様からいただいた言葉
「おかげさまで、無事に出席できました。子どもにも“きれいだったよ”と言ってもらえて……
あの日、ちゃんと母親としての姿でいられたこと、本当にありがたかったです。」
そう話されるお顔は、とても晴れやかで、
その姿を見て、私の方が胸がいっぱいになりました。
■ 「式の日を、自分らしく迎えるために」
治療中でも、式や大切な行事は待ってくれません。
だからこそ、「その日だけでも、きれいに整えて出たい」と思うお気持ちは、
本当にまっすぐで、力強いものだと感じます。
ウィッグは、ただ髪を隠すためのものではなくて、
**“大切な日に、自分らしく立つための後押し”**にもなってくれる。
そんな瞬間に立ち会えたこと、心から光栄でした。
このように、特別な日を迎えるとき、
「ちゃんとできるかな」「間に合うかな」と不安になるのは、とても自然なことです。
でも大丈夫。ウィッグがあれば、きちんと整った自分でその日を迎えることは、ちゃんとできます。
無理せず、自分らしく、その日を笑顔で迎えられますように。
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