〜「直してよかった」と思える毎日のために〜
お気に入りのウィッグを修理して、
「また使えるようになった」「ホッとした」――
そんなお声を聞ける瞬間は、私たちにとってもとても嬉しいものです。
でも、「せっかく直したのに、またすぐ同じところが気になってしまった…」
という方もいらっしゃいます。
修理したウィッグを、できるだけ長く、心地よく使い続けるためのコツを、ここで少しだけご紹介しますね。
■ 1. 毎日同じウィッグを使い続けない
これは一番大切なポイントかもしれません。
修理から戻ってきたウィッグは、たしかに元気を取り戻していますが、
やっぱり「新品のとき」と同じ強度ではありません。
できれば、“おでかけ用”と“自宅用”を分けて交互に使うようにすると、
ひとつひとつの負担が減り、ウィッグ全体の寿命がぐっと伸びます。
■ 2. ブラッシングは“やさしく、毎日少しだけ”
修理した直後のウィッグは、髪のまとまりがよくなっていますが、
その状態をキープするには日々のやさしいケアがとても大切です。
• 使った日は、毛先から丁寧にほぐす
• 無理にとかさず、絡みや静電気が強いときはスプレーを使って
• 目の粗いブラシ(ウィッグ専用)で軽く整える程度が◎
やりすぎも逆効果なので、“ほどほど”を意識して。
■ 3. 保管の仕方で、傷み方が変わる
「また型崩れしてしまった…」「分け目がぺたんこに…」
そんなトラブルは、保管のしかた次第で防げることもあります。
• 洗ったあとはしっかり乾かしてから、風通しのいい場所へ
• 型崩れしないよう、スタンドやマネキンにかけて保管
• 直射日光・湿気・ほこりを避けることが大切
使わないときも、“いい状態をキープする”という気持ちでお手入れしてあげましょう。
■ 4. 気になる変化は、早めに相談を
たとえば、
• 「前髪がまた少し浮いてきた」
• 「被ったときにちょっとズレやすい」
そんな小さな違和感があったとき。
それは、“また修理が必要”というサインというよりも、
**「少し整えるだけで快適さが戻る」**ことが多いんです。
だから、遠慮せずに、早めにお店に相談してみてください。
我慢して使い続けるより、きっと気持ちもラクになりますよ。
「せっかく修理したのに、またダメにしちゃったら…」と
不安になるお気持ち、よくわかります。
でも大丈夫。
丁寧に、無理せず、少しずつ。
そんな気持ちでウィッグと付き合っていけば、
“お気に入りのウィッグとの時間”は、きっと長く続けられるはずです。
そして何より、「またこのウィッグを使いたい」と思えることが、
そのウィッグがあなたにとって特別な存在だった証。
その気持ちを、ぜひ大切にしてほしいと思っています。
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