35.ウィッグのスキンについて(分け目の素材)

ウィッグの選び方と使い方

〜分け目やつむじが自然に見えるって、想像以上に安心〜

ウィッグを選ぶとき、「髪の色や長さはしっかり見たけど、スキンのことはよくわからなかった」

そんなお声を、実際によく聞きます。

でも、実はこの「スキン(人工皮膚)」の部分が、自然に見えるかどうかの大きなカギになっているんです。

たとえば、分け目の地肌が少し透けて見えるだけで、ぐっと自然に。

人と近い距離で話しても、「ウィッグだと思われたくない」という不安が和らぎます。

■ スキンってどこにあるの?

スキンは、ウィッグのつむじや分け目に使われている、頭皮に見えるような素材のこと。

この部分が肌に近い色味や質感になっていると、まるで本物の頭皮のように見えるんです。

毎日ウィッグをつけて生活していると、

「人からどう見えてるかな」「不自然に見えてないかな」

そんな小さな不安が重なっていくこともありますよね。

そんなとき、ふと鏡を見て「自分らしく自然に見える」って思えること。

それは、心が少し軽くなる瞬間だと思います。

■ スキンには種類があるって知ってましたか?

お客様の中には、「同じウィッグでも、前に買ったのと分け目の感じが違う」と

なんとなく違和感を感じてご相談に来られる方もいらっしゃいます。

実は、スキンの素材や構造によっても、見え方や つけ心地が変わってきます。

スキンの種類特徴とおすすめしたい方
モノスキン  
通気性があり、見た目も自然。長時間つける日や夏にもおすすめ。
PUスキン(ポリウレタン)
頭皮にそっくりなリアルさ。肌が強い方向け。しっかり見た目重視なら◎
シルクスキン
肌当たりがとても柔らかく、医療用としても人気。敏感肌の方におすすめです。
ノンスキン
スキンがない分とても軽く、帽子と合わせて使う人や、おうち用にぴったり。

それぞれに良さがあるので、「これが一番!」というよりも、

**「今の自分の暮らしに合うかどうか」**で選ぶのが大切です。

■ スキンのお手入れも、ちょっとした心がけで長持ち

つむじや分け目は、意外と汗や皮脂がたまりやすい場所でもあります。

とくに、暑い季節や長時間つけた日は、軽くケアしてあげると安心です。

• やわらかい布やティッシュで、ポンポンと優しくふく

• ウィッグ専用のケアスプレーを1週間に1回ほど

• 絶対にこすらない。やさしく触れるくらいでOK

これだけでも、スキンの持ちが変わってきます。

お肌と同じで、「やさしく」が基本ですね。

■ 分け目が自然に見えるだけで、自分の顔まで明るく見えるから

つけ心地の良さや、見た目の自然さは、

ウィッグと過ごす毎日の「自分らしさ」に大きく関わってきます。

分け目が自然で、ふと鏡に映った自分が「ちょっといいかも」と思えたら、

それはウィッグがあなたにちゃんとなじんできた証です。

不安や違和感があれば、決してがまんしないでくださいね。

スキンの種類や位置、髪の流れなど、ほんの少し調整するだけで、

「自分らしくいられるウィッグ」になることもよくあります。

あなたの毎日が少しでも軽く、穏やかになりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました