33.ウィッグの色、どう選ぶ?

ウィッグの選び方と使い方

ウィッグを選ぶとき、「形」や「長さ」だけでなく、意外と悩むのが「色」。
ネットやパッケージの写真を見ても、実際につけたときの印象は少し違って見えることもあります。

ここでは、はじめての方にもわかりやすく、失敗しにくい色選びのポイントをまとめました。
ご自身の今の状況や気持ちに合わせて、無理なく選んでみてくださいね。

◼️まずは“今の自分の髪色”を基準に

初めてウィッグを使うときは、地毛の色に近いカラーを選ぶと、違和感が少なく安心です。

自分でも見慣れている色なので、鏡の前で「いつもの自分」に近いと感じられやすく、

周囲にも自然になじみやすいという声が多くあります。

とくに、抗がん剤治療中などで地毛がまだ少し残っている場合は、生え際や眉毛とのバランスも意識してみると良いですよ。

◼️顔映りや肌の色に合う色を選ぶ

ウィッグは顔まわりを囲むものなので、肌色との相性もとても大切です。

たとえば…

• 色白さんには、温かみのあるナチュラルブラウンやライトベージュ系

• 健康的な肌色の方には、ダークブラウンやブラック系

など、肌トーンと調和する色を選ぶことで、顔色が明るく見えたり、健康的な印象になりやすいです。

そして、もうひとつ大切なのが、今のご自身の体調やお肌の変化。

たとえば、治療で強めのお薬を使っている場合、

お顔の血色が以前よりも少し落ち着いたり、くすみやすくなることもあります。

そんなときは、思い切ってほんの少し明るめのウィッグカラーにしてみると、

顔色がパッと華やぎ、疲れた印象を和らげる効果が出ることもあります。

◼️少しだけ冒険したいときは…

「せっかくウィッグを使うなら、いつもと違うイメージにも挑戦してみたい!」

そんな気持ちがあるときは、ほんのり赤みや黄みのあるブラウン系、透明感のあるライトカラーもおすすめです。

ただし、いきなり大きく変えると違和感が出ることもあるので、まずはワントーン明るめくらいから試してみると安心です。

◼️無理のない色選びが、自然な自分らしさに

ウィッグの色は、自分の印象をやさしく包んでくれる大切な要素です。

でも、何よりも大切なのは、**「自分が落ち着けるか」「鏡に映る自分を受け入れられるか」**という気持ち。

「今の自分にちょうどいい色」

「少しだけ明るく見える自分」

そんな小さな変化が、気持ちに明るさをくれることもあります。

無理せず、今のあなたに合った色を、やさしく選んであげてくださいね。

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