ウィッグを選ぶとき、「形」や「長さ」だけでなく、意外と悩むのが「色」。
ネットやパッケージの写真を見ても、実際につけたときの印象は少し違って見えることもあります。
ここでは、はじめての方にもわかりやすく、失敗しにくい色選びのポイントをまとめました。
ご自身の今の状況や気持ちに合わせて、無理なく選んでみてくださいね。
◼️まずは“今の自分の髪色”を基準に
初めてウィッグを使うときは、地毛の色に近いカラーを選ぶと、違和感が少なく安心です。
自分でも見慣れている色なので、鏡の前で「いつもの自分」に近いと感じられやすく、
周囲にも自然になじみやすいという声が多くあります。
とくに、抗がん剤治療中などで地毛がまだ少し残っている場合は、生え際や眉毛とのバランスも意識してみると良いですよ。
◼️顔映りや肌の色に合う色を選ぶ
ウィッグは顔まわりを囲むものなので、肌色との相性もとても大切です。
たとえば…
• 色白さんには、温かみのあるナチュラルブラウンやライトベージュ系
• 健康的な肌色の方には、ダークブラウンやブラック系
など、肌トーンと調和する色を選ぶことで、顔色が明るく見えたり、健康的な印象になりやすいです。
そして、もうひとつ大切なのが、今のご自身の体調やお肌の変化。
たとえば、治療で強めのお薬を使っている場合、
お顔の血色が以前よりも少し落ち着いたり、くすみやすくなることもあります。
そんなときは、思い切ってほんの少し明るめのウィッグカラーにしてみると、
顔色がパッと華やぎ、疲れた印象を和らげる効果が出ることもあります。
◼️少しだけ冒険したいときは…
「せっかくウィッグを使うなら、いつもと違うイメージにも挑戦してみたい!」
そんな気持ちがあるときは、ほんのり赤みや黄みのあるブラウン系、透明感のあるライトカラーもおすすめです。
ただし、いきなり大きく変えると違和感が出ることもあるので、まずはワントーン明るめくらいから試してみると安心です。
◼️無理のない色選びが、自然な自分らしさに
ウィッグの色は、自分の印象をやさしく包んでくれる大切な要素です。
でも、何よりも大切なのは、**「自分が落ち着けるか」「鏡に映る自分を受け入れられるか」**という気持ち。
「今の自分にちょうどいい色」
「少しだけ明るく見える自分」
そんな小さな変化が、気持ちに明るさをくれることもあります。
無理せず、今のあなたに合った色を、やさしく選んであげてくださいね。
コメント