25.医療用ウィッグを卒業後の保管について

治療が終わり、髪が再び生えはじめたときのうれしさは、とても大きいものですよね。その一方で「これまで支えてくれた医療用ウィッグ、これからどうしまっておけばいいの?」と悩まれる方も少なくありません。ここでは、医療用ウィッグをきれいな状態で長く保管するためのポイントをご紹介します。

1. きれいに洗ってからしまいましょう

まずは、今まで一緒に過ごしてきたウィッグに感謝の気持ちを込めて、きれいに洗ってから保管しましょう。専用シャンプーでやさしく洗い、よくすすいだらタオルで水気をとり、自然乾燥させます。乾燥が不十分なままだとカビや臭いの原因になりますので、しっかり乾かすことが大切です。

2. スタイルを整え、絡みを取る

ブラッシングで絡みを取り、形を整えてからしまいましょう。このひと手間が、次に使いたくなったときにきれいな状態ですぐに使えるポイントです。

3. 通気性のよい場所で保管

長期間しまっておくときは、通気性のよい専用ボックスや布袋に入れるのがおすすめです。密閉袋に入れると湿気がこもりやすいので、できるだけ通気性に配慮するのがよいでしょう。また、直射日光や高温の場所は避け、涼しく乾燥した場所に置いておきます。

4. 時々出して状態を確認

長期間使わないときも、数ヶ月に一度は出して風を通し、ブラッシングをしてあげると状態を保ちやすくなります。この少しのケアで、ウィッグが長持ちするだけでなく、気持ちもすっきりと整理できるきっかけになりますよ。

医療用ウィッグは治療中に心強いパートナーとなってくれた大切な存在です。その思い出を大切に、きちんと保管してあげることで、再び必要なときや、思い出を振り返りたいときにきれいな状態で手に取ることができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました