23.医療用ウィッグを処分するとき

治療中に支えとなってくれた医療用ウィッグ。「もう使わないけれど、どんなふうに手放したらいいの？」と迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。思い出のあるものだからこそ、きちんと納得できる形で手放したいですよね。ここでは、医療用ウィッグを処分するときに役立つ方法をご紹介します。

1. 自治体のゴミ分別に従って廃棄する

医療用ウィッグは一般ゴミとして出せる場合がほとんどです。自治体ごとに分別ルールが異なりますので、地域のゴミ分別ガイドに従いましょう。長さがあるものはそのままだとゴミ袋を突き破ってしまうこともありますので、小さくまとめてから出すと安心です。

2. 感謝を込めて手放す

長い間一緒に過ごしてきたウィッグには、たくさんの思い出がつまっています。捨てる前に「ありがとう」の気持ちを込めて軽く手入れをしたり、きれいな紙に包んでからゴミ袋に入れたりすると、気持ちが少し楽になりますよ。

3. 寄付やリサイクルが可能な場合も

きれいな状態のウィッグであれば、寄付やリサイクルを受けつけている団体もあります。ボランティア団体や美容室、施設に相談してみると、新たな方の役に立つかもしれません。

4. 迷ったときは一度保管して考えても

「今すぐに手放すのは気が重い」という場合は、無理をせずきちんとしまっておくのも一つの選択です。気持ちに区切りがついてから、改めて手放すこともできます。

どんな選択をするにしても、大切に使ってきたその時間には意味があり、きっとあなたにとって特別な思い出となっているはずです。気持ちに寄り添いながら、自分らしい方法で手放していただけたらと思います。