ウィッグって決して安くない買い物ですよね。
抗がん剤治療や脱毛症などでウィッグが必要になったとき、経済的な不安も少なからずあると思います。
そんなとき、「確定申告で医療費控除が受けられたら少し助かるのに…」と思ったこと、ありませんか?
実はこの質問、よくあるご相談のひとつなんです。
結論からお伝えすると…
医療ウィッグは、基本的には医療費控除の対象外とされています。
理由は、「治療のために直接必要なもの」とは見なされない場合が多く、「外見を整える=美容目的」とされてしまうからです。
たとえ抗がん剤の影響で髪が抜けたとしても、「ウィッグは病気の治療そのものではない」と見なされてしまうことが多いんですね。
でも、例外もあります
少し希望があるお話も。
医師の診断書で、「ウィッグの使用が治療上必要である」と明記されている場合は、
税務署によっては医療費控除として認められるケースもあるんです。
例えば、
• 頭皮や頭蓋に直接関わる手術のあと、頭部の保護を兼ねてウィッグを使っている
• 精神的ダメージや外出困難の軽減のため、医師がウィッグの使用を勧めた
…など、「治療の一環」として客観的に説明できる状況であれば、可能性が出てきます。
控除を受けるには?
もし控除の対象になる可能性がある場合は、こんな準備をしておくと安心です。
• ✅ 医師の診断書:「医療用ウィッグが治療上必要」と明記してもらう
• ✅ 領収書:必ず「医療用ウィッグ」と明記されたものをもらう
• ✅ 事前確認:税務署や税理士に相談し、判断を仰ぐ
少し手間はかかりますが、後で「知らなかった…」とならないためにも、確認しておくことをおすすめします。
他にも「助成制度」という選択肢も
あなたが安心して過ごせるために
ウィッグは「見た目」だけの問題じゃなくて、自分らしさを取り戻す大切な道具だと思っています。
少しでも費用面で不安を減らせるよう、制度や制度の“隙間”も上手に使いながら、あなたの毎日が少しでも軽くなりますように。
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