医療用ウィッグというと、女性向けのイメージが強いかもしれません。でも、治療の過程で髪を失うことに悩むのは、男性も同じです。男性用の医療用ウィッグも、しっかりと選べる時代になっています。
髪型が整っていることで、外見だけでなく気持ちも整い、自信につながることがあります。お仕事や日常の外出など、「いつもの自分」で過ごすために、医療用ウィッグは心強い味方になってくれます。
◼️ 男性ウィッグの特徴
• ナチュラルな短髪スタイルが豊富
ショートヘアやベリーショート、自然な白髪混じりなど、年齢や雰囲気に合わせて選べます。
• 通気性・フィット感を重視
男性は比較的汗をかきやすいため、通気性の良い素材や、ズレにくい構造が採用されているものが多くあります。
• シンプルな手入れでOK
忙しい方でも扱いやすいように、手間が少なく、清潔に保ちやすい設計がされています。
◼️ 実は少し注意が必要、ヘアスタイルの「制限」について
医療用ウィッグは、あくまで“かぶる”タイプの髪なので、スタイルにはいくつか制限があります。特に男性に人気のある以下のような髪型には注意が必要です。
• 刈り上げ(フェードカットなど)
地肌が透けて見えるようなスタイルは、ウィッグの構造上、再現が難しくなります。
• オールバックや七三などの“分け目を強調する”スタイル
人工皮膚(つむじや分け目)の範囲が限られているため、不自然に見えてしまうことも。
このため、ウィッグでは自然なショートスタイルや、ボリュームを持たせたナチュラルな仕上がりが主流です。
「完全にいつもの髪型と同じ」とまではいかなくても、似た雰囲気のスタイルを選ぶことで、十分自然な印象になります。
◼️ 選び方のポイント
• 普段のスタイルに近い髪型を選ぶ
急に雰囲気が変わると違和感を覚えやすいので、普段の自分に近いスタイルが安心。
• 試着ができるとベスト
可能であれば試着をして、肌触りやフィット感を確認してみましょう。オンラインでも対応してくれるメーカーもあります。
• 必要に応じてカットや調整も
購入後に美容師さんに微調整してもらうと、より自然に、自分らしいスタイルに仕上がります。
治療と向き合いながらも、少しでも「いつも通りの自分」でいられることは、気持ちの支えになります。
男性も、気負わず自然に医療用ウィッグを取り入れながら、日々を前向きに過ごしていけますように。
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