医療ウィッグは見た目だけでなく、着け心地や使いやすさがとても大切です。
特に初めての方にとって、試着はウィッグ選びの中でも大事なステップです。
この記事では、医療ウィッグを実際に試着するときの流れについて、予約方法から試着時のポイントまで、わかりやすくまとめました。
これからウィッグを探す方に、安心して試着できるヒントをお届けします。
ウィッグ試着の前に知っておきたいこと
まず大前提として、医療ウィッグは「試着してから選ぶ」ことが大切です。
ネットやパンフレットだけではわからないことが多く、実際に装着してみることで、自分に合ったウィッグを見つけやすくなります。
- フィット感はどうか?
- 色味や質感は自分の肌になじむか?
- 長時間つけても違和感がないか?
このあたりをチェックするためにも、ぜひ店舗での試着をおすすめします。
予約してから来店するのが安心
多くのウィッグ専門店では、事前予約が必要、もしくは予約優先となっています。
とくに医療用ウィッグの場合、個室での対応をしてくれるお店も多く、周囲の目を気にせず試着できるのが嬉しいポイントです。
予約の際に、脱毛の有無や希望スタイルなどを簡単に伝えておくと、当日の対応がスムーズになります。
店舗選びも大切なポイントです
試着だけでなく、購入後のメンテナンスも考えると、通いやすい場所にあるお店を選ぶのがおすすめです。
- 自宅や病院、職場からアクセスしやすいか
- カット調整やメンテナンスが受けられるか
- サイズ調整などのアフターサービスがあるか
たとえば、脱毛前・途中・発毛後では頭のサイズも変化します。アジャスター付きのウィッグを選ぶ、または調整対応してもらえるお店だと安心です。
家族や友人と一緒の来店もおすすめ
初めての試着は不安や緊張がつきもの。そんなときは、信頼できる家族や友人と一緒に来店するのも良い方法です。
- 自分では気づかない視点から意見をもらえる
- 精神的に安心できる
- 楽しみながら選べる
「似合ってるよ!」の一言で、背中を押してもらえることもあります。
試着時のチェックポイント
実際にウィッグをかぶったら、以下のようなことを意識してチェックしてみましょう。
- 鏡で前・横・後ろからのシルエットを見る
- メガネをかけたまま違和感がないか
- 帽子やターバンと併用できるか
- お辞儀をしたときにズレないか
- 長時間つけていられそうか
日常の生活を思い浮かべながら、リアルにイメージすることが大切です。
とくに自転車に乗る、長時間外出するなどの予定がある方は、そのシーンを想定してスタッフに相談してみましょう。
スタッフとのコミュニケーションがカギ
「こんなスタイルにしたい」「自然な色がいい」「このくらいの価格帯で探している」など、気になることはどんどん伝えてOKです。
- 押し売りされそうで不安…
- 勧められると断れない…
そんな方は「今日は下見だけです」と伝えておくと安心。
スマホで試着写真を撮らせてもらえるお店なら、後でゆっくり見比べることもできます。(※撮影可否は事前に確認しましょう)
焦らずじっくり、自分のペースで選びましょう
医療ウィッグは、「買って終わり」ではなく、「付き合っていく相棒」です。
だからこそ、自分が納得できるものを選ぶことが大切です。
試着はその第一歩。緊張せず、自分の気持ちに正直に、じっくり選んでみてくださいね。
【追記】ウィッグ購入時は「助成金」も要チェック!
ウィッグの購入には「助成金」や「給付金」が使える場合があります。
これは各自治体が行っている制度で、抗がん剤治療などによる脱毛を対象とした医療用ウィッグ購入費の補助制度です。
▼たとえば、こんな条件が多いです:
- 抗がん剤など治療に伴う脱毛であること
- 医療用ウィッグであること
- 購入前に申請、または購入後に領収書提出が必要
- 補助額は1万円〜3万円程度(自治体により異なる)
申請には診断書や領収書が必要なこともあるので、ウィッグを購入する前に、お住まいの市区町村のホームページで確認しておくと安心です。
「少しでも負担を減らしたい」という方にとっては、うれしい制度。
知らずに申請しないままだともったいないので、ぜひ忘れずにチェックしてくださいね!
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